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男子1,500m4’12”00・女子1,500m4’42”00という数字は全国中学陸上(全日中)参加標準記録です。(注、平成16年度より)
かなり高レベルなタイムですが、この記録を目指して今年も何人もの中学生が挑戦するものと思います 。
はじめにも書きましたが、1,500mという種目は有酸素運動系に属します。よってトレ-ニングの方向としては、有酸素運動能力の向上、最大酸素摂取量を高めることを主眼にします。
この項では、全国を目指す中学生たちの手助けになれるように書いていきますが、数字を置き換えるこ とで自分に合ったトレ-ニングとして捉えてもらえればいいと思います。
この項も個人の独断と偏見で書いていきますので、あくまでも参考例として捉えてください。
男子1,500mで全国を目指すなら「4’12”00」というタイムを切らなければなりません。かなりハ-ドルの高い数字で、これをクリアした中学生は全国で2003年度は65人しかいません。
このタイムをクリアするには、設定タイムできっちり走れることが大切です。
どのような設定タイムかというと、実際に4’12”66で走ったS君は1周目64”、2周目2’11”(67”)、3周目3’21”(70”)、ラスト300m51”(400m換算68”)(1,000m通過2’45”)でした。
一般的にこのようなペ-ス配分に近いと思います。
1,500m種目のトレーニングとして、インターバルトレーニング、レペテーショントレーニングおよびLSDが大変有効です。
S君の場合、レペは1,200m×2本(3分20秒、レスト10分)インタ-バルは1,000m×5〜7本(3分05秒〜2分50秒、つなぎ200〜600mジョグ)というものでした。
インターバル走で大事なことは、設定タイムで走りきることと、つなぎのジョグをしっかり走ることです。特につなぎのジョグは大切です。あまり遅いジョグですと、心拍数が下がりすぎてインターバル走の意味がなくなりますし、逆に速すぎると設定ペースで走りきることができません。
S君のベストタイムは4’09”01で、その時の1周ごとのラップタイムは66”・2’15”(69”)・3’22”(67”)・ラスト300m46”(400m換算61”)(1,000m通過2’50”)でした。この時のレースは東北大会決勝で、最後尾から追い上げ、ラスト1周でスパートし、見事逃げ切り優勝しました。
S君の場合、100m11秒台、400m53秒台とかなりスプリント力がありましたので、最後の強烈なスパートにつながったと思います。
実践ではいろいろなレース展開が予想されます。練習のなかで、先行逃げ切りパターン、ラスト1周勝負パターンなどいろいろ経験してください。
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女子1,500mの「4’42”00」も大変クリアの難しいタイムです。(注、平成16年度より)2003年度にこのタイムをクリアできた中学生は84人しかいません。
女子も男子と同じように、設定タイムできっちり走りきる事が大切です。
いろいろなレースパターンがありますが、一般的なラップは1周目70”、2周目2’25”(75”)、3周目3’44”(79”)、ラスト300m58”(400m換算78”)(1,000m通過3’04”)位になると思います。
ここで大切なことは、1周のラップ、特に3周目を80”以内に抑えることです。
トレーニングとしては男子の場合と同様、1,200mのレペテーション、1,000mのインターバルそしてLSDが中心になると思います。
インタ−バルは1,000m×5(3’20”〜3’10”)つなぎジョグ(400〜600m)、レペテーションは1,200m×2(3分45秒、レスト15分)の設定です。
この設定タイムで走りきることが出来れば、ほぼ1,500m4’42”00で走れる力があると思います。
もちろんレースではいろいろな駆け引きがあり、思い通りのレースが出来るとは限りません。位置取り等の駆け引きは、レースを通して学ぶべきだと思いますので、数多くのレースを経験して下さい。
インターバルおよびレペトレーニングはかなり負荷がかかりますので、週1回もしくは10日に1回くらいで十分でしょう。
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