2月・3月と全国でロードレース・駅伝等、真っ盛りですが、こちら北国青森では練習場所の確保に苦労しています。(平成15年2月21日、八戸では35cmの積雪がありました。)
もちろん競技場は春まで使えません(早いところで3月下旬から)。
このような環境の中、北国の熱きアスリート達は第二の福士 加代子(五所川原工業高校・ワコール)、野田頭 美穂(野辺地高校・ワコール)を目指し日々頑張っています。
現在指導している子供達の練習の事や感じたことなどを日誌風に一寸書いてみます。
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競技場が使えない現在、練習場所としては車の通行量の少ない道路、屋内練習場、公園等ある程度限られてきます。出来れば屋内練習場の土の上(一周180m程取れます)で練習したいところですが利用者の希望が多く、なかなか利用できません。
そういうことで、早朝練習(朝6:00〜6:30)は道路、平日は学校での練習、休日は公園か屋内練習場というパターンでの練習になります。
『南部山公園』
我が中学校のホームグランドといえる場所です。学校から3k程の距離ですが、練習環境としては抜群です。
まず一周1,040mの全てアップダウン(階段あり)のタータンのコ−スがあります。クロカンの練習コースとして利用しています。
一周435mの芝生の運動広場があります。主にぺース走やビルドアップ走などの練習に使っています。
400mの登り坂(傾斜10%程度)では登りのインターバル等に使っています。
最長10k程度のロードコースが取れます。アップダウンに富んだコースです。


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2月.3月は走り込みの時期と位置付けています。
特にここ青森では競技場が使用できるのが早くて3月上旬ですから、なかなかスピード練習が出来ません。
クロカン中心の走り込みで、基礎体力の増進に努めています。2月.3月にどれくらい良い走り込みが出来たかでシーズンに入ってからの記録に差が出ます。
じっくりあせらず、アップダウンのあるコースを、登りは腕を振って力強く、下りは軽やかに走り込みます。
中学生の場合、ランニングフォームの矯正にはアップダウンのあるコースを走ることが一番だと思います。
まだまだ筋力不足が原因のフォームのバラつきのある子が結構います。腕フリの悪い子、体が極端にぶれている子等々。
腕立て、腹筋、背筋など軽い負荷での筋トレはもちろんですが、アップダウンのあるクロカンコースを走ることで、ある程度矯正できます。
これから長く陸上を続けていく為にも、中学時代に悪い癖を付けない様にするのもコーチの仕事だと思っています。
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| 曜 日 | 午 前 | 学 校 |
| 月曜日 | 学校外周(600m×7周) | |
| 火曜日 | 朝練 am6:00〜,ロード5K(K5’00”〜4’00”) | 200m×8本 |
| 水曜日 | 休 み | |
| 木曜日 | 朝練 am6:00〜,ロード5K(K5’00”〜4’00”) | 学校外周(600m×7周) |
| 金曜日 | 朝練 am6:00〜,ロード5K(K5’00”〜4’00”) | 30分ジョグ |
| 土曜日 | pm2:00〜4:00 屋内トレセン,180m×30〜40(BU走),アップ、ダウン各10周、50m×5、流し | |
| 日曜日 | 自主トレ | |
学校練習: アップ・体操・ジョグ 外周2周・流し 4本 BU:ビルドアップ(4’30”〜3’45”)
最近一週間の練習メニューです。(平成15年3月)
雪の為、長い距離の練習が不足気味です。
朝練を毎日やりたいところですが、勉強に差し障りが出る為、週3日が良いとこかもしれません。
あくまでも、朝練は自主参加でやっています。もっとも毎日、早朝走っている子もいます。
学校の方針で土日どちらかは部活を休まなければならないので、土日いずれかを自主トレとしています。
この週は土曜日にたまたま屋内トレセンが予約できましたが、通常は南部山公園のクロカンコースでの練習になります。
先々週(H15/2/16)は1,000mT・Tをやりました。
今年初めてのタイムトライアルでしたが、3’14”で走った子から5’00”以上かかった子まで様々でした。
この時期に一本T・Tを走れたことは自分の走力を自覚する上で、大事なことだと思います。
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話は後先になりますが、今年初めての練習時(H15/1/5)に本年の目標を各自発表してもらいました。
自己ベストを目指す子、県大会出場を目指す子、東北大会・全国大会出場を目指す子、あの子だけには負けたくないと具体的に名前を挙げて話す子等目標は様々です。
一人一人に目標タイムも発表してもらいました。達成可能な数字の子もいれば、かなり頑張らなければ難しい数字 をあげた子もいます。力からしてちょっと低すぎるかなと思える数字の子もいます。
とにかく、先生やコーチ、仲間の前で声に出して言うことで、本人の自覚が生まれてくれればいいかなと思います。
教える側としても、生徒の声をしっかり聞いて、目標とするタイム、大会に到達できるよう、努力しなければと考えています。
努力すれば、良い結果が出るという例が、福士 加代子・野田頭 美穂だと思います。
福士 加代子を知らない人は少ないと思いますが、高校時代の走りを知っている私からすると、確かに素質はいいものを持っていると感じましたが、まさか日本記録を出す選手に育つとは思いもしませんでした。
中学時代はソフトボールの選手で、高校(五所川原工業高校)入学後に本格的に陸上を始め、高校3年時に東北チャンピオンまで力をつけました。ワコールに入社してからは、皆さんご存知のとおりの大活躍です。
野田頭 美穂(東北中学・野辺地高校・ワコール)は最近めきめき力をつけてきた今売り出し中の新人ですが、全国的には全く無名の選手でした。(中学・高校時代のタイムはここをクリックすると見れます。)
中学・高校時代のタイムを自分のタイムと比較してください。どうです、ひょっとすると自分の方が速い人もずいぶんいるんじゃないでしょうか。
東北中学・野辺地高校というと青森県内でも陸上競技の盛んな強豪校です。しかし県内でも指折りの豪雪地帯で一晩で50cm.60cmの積雪も珍しくありません。福士 加代子の五所川原工業高校も雪の多い地域にあります。
雪のない地域と比較するとかなりハンデを負っていますが、いろいろ工夫した練習で悪条件を克服しています。
二人に共通しているのは、物怖じしないところ、故障をしない丈夫な体、それと練習好きなところだと思います。
このHPを見てくれている中・高生の皆さんも努力しだいで第二の福士・野田頭も夢ではないと思います。
どうぞ毎日の練習、頑張ってください。
去年(平成14年)八戸市で行われた三八地区高校新人陸上に福士、野田頭はじめワコールの選手がオープン参加しました。
日本トップの走りをまじかに見られて、また実際に1,500mで福士と同じレースを走れたことは中・高生の大きな励みになったと思います。
この中・高生の中から第二の福士 加代子・野田頭 美穂が生まれてほしいと思います。
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(平成16年5月追加)
中学生にとって、筋肉トレーニングに関しては特別なことは必要ないと思いますが、それでも器具を使用せず自重で出来る腹筋・背筋・腕立て伏せなど、体幹の筋肉を鍛えることは正しいフォームを身に付ける上で非常に大切なことだと思います。
クロカン走など、起伏に富んだ野外を走ることである程度、走る為の筋肉は付きますが、我中学では2分・1分・2分(レスト30秒)なる筋トレが存在します。2分間ひたすら腕立て伏せ、30秒の休憩を挟んで1分間の背筋、30秒の休憩を挟んで2分間の腹筋という前任顧問の河原木先生(旧姓外里先生)が残していった鬼の筋トレです。
また、走り込み時期や新入生に多い障害”シンスプリント”の予防にはカーフレイズなどの筋トレが有効です。
我中学がホームグラウンドである「南部山公園」で行なっている筋トレを以下で説明します。
| 階段を利用した階段ドリルの1つです。 腕フリ、モモ上げなど動作を正確に。 |
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| 同じく階段ドリル。 1つ1つ、動作を意識しながら正確に行ないます。 |
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| ケンケン上がりです。 | |
| 階段一段飛ばし駆け上がり走、バネを養成します。 | |
| バネが無いとなかなか大変なドリルです。 |
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| ちょうどいい傾斜、段数です。 | |
| クロカン走です。 このコースはタータン舗装でアップダウン、階段有りで1周1,040mあります。 |
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| 足腰、持久力を養うには最高のコースです。 | |
| 我校のホームグランド、南部山公園でのP走。 | |
| クロカン走です。上りはしっかり腕を振ります。 | |
| くだりでは大きなフォームで駆け下ります。 | |
| ベンチを利用した腹筋運動です。 かなり負荷かかかります。途中で静止して30秒。 |
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| 上下、左右、静止、などで鍛えられる腹筋の部位が違ってきます。 | |
| 右の女性が、2分・1分・2分の鬼の筋トレ考案者の河原木(旧姓外里)前任顧問です。 | |
| 背筋も静止あり、クロール有りでなかなかハードです。 | |
| 腕立て伏せ、女子生徒は負荷を軽く。 | |
| 男子生徒は負荷をかけての腕立て伏せ。 | |
| シンスプリント予防のカーフレイズ。 | |
| 階段につま先だけで立ち、かかとを上げ下げして、ふくらはぎをストレッチします。 | |
| かかとをぐっと下げることでふくらはぎの柔軟性を保ちます。 シンスプリントの予防に効果があります。 |